大排気量が魅力のハーレーについて

大排気量

ハーレーはもちろんバイクは排気量によって乗り心地が左右されます。エンジンの特性は、スピードに関係する最高出力と、加速する力を表す最大トルクで表現されます。つまり最高出力と最大トルクの数値によってエンジンのパワーが変化します。

エンジンはシリンダー内に空気を取り入れ、ガソリンと空気が混ざり合った混合気に火をつけた際の爆発力によって動きます。爆発力が大きいほど、パワーに優れたエンジンとなりますので、排気量が大きいエンジンはパワフルな走行が可能となります。ハーレーは基本的にどのシリーズも車体が重く、一番車体が軽量なスポーツスターファミリーでも250kgを超え、他のシリーズでは400kgを超える重量の車体も存在します。

重い車体を快適に動かすためには最大トルクの数値が高い必要があり、それらは高速時の安定した走行性にも影響を与えます。大排気量による独特の乗り心地はハーレーの魅力の一つですが、自身の乗り方や求める操縦性に合った排気量を選ぶことが大切です。本場アメリカの広く直線的な道路事情と比較して、日本の道路では大排気量を持て余してしまう場合もあります。

排気量が大きいと圧倒的なパワーを操縦する楽しさがありますが、ライダーとして初心者の場合は、軽い方が取り扱いが楽になることもあります。他のメーカーと比べ、もともとパワーのあるバイクですので、購入前に試乗を行い自分が理想とする乗り心地に近い排気量を選びましょう。