ハーレーに限らず2輪車を走らせるためには、後輪(リアタイヤ)のタイヤが正しく規則的に回転しないと、走行することができません。そんなリアタイヤは、言わば「ハーレーを前に進めるための動力が注がれる最終地点」となります。
そんな重大な役割を担っているリアタイヤですが、近年販売されているタイヤはそんなに大きな性能の変化はありません。ただしコースなどでレースを走る場合は別ですが、カーブの多いい一般道や速度の出る高速道路を走行する際には、機能的にはあまり大きな変化はありません。
溝の太さや入り方により、走行のしやすさの多少の変化はあることも確かですが、ものすごく強烈な雨の中で走行しないとその差を感じることもできないくらいタイヤの技術は進歩してきています。また、リアタイヤは太いパーツも多く売られています。それにより車体の安定感は増しますが、大幅に改善されるわけではありません。
つまり、「見た目重視で選択したも大丈夫!」というところまで、タイヤの性能は進化したと考えることができます。
しかし、ブレーキ時に後輪タイヤがロックしてしまい車体が滑ってしまうことがあります。この原因は大抵の場合、リアタイヤが破損・故障している訳ではありません。フロントブレーキを上手く使えていないために起きてしまいます。これは、2輪車がスピードを落とす場合、前輪に負担をかけて減速しているのですが、その負荷がリアタイヤの方まで大きく掛けすぎているために起きてしまいます。そのため、フロントブレーキの強さを調整するか、あるいはブレーキがしっかりと機能しているのかを確認・整備する事が必要となります。